01_私には夢があった

このブログを運営している「ひろき」の妻「sen」です。
私もブログ書いてみたい!と駄々をこねて庇を借りてみました。
エッセイぽく、ゆるゆる日々のよしなしことを綴っています。
夫の真面目な調査系ブログと雰囲気違いますがご容赦ください:)

「私には夢がある」

この言葉で始まる、かの有名なスピーチに胸打たれた方は多いはず。
ちなみに全く関係ないが私にはかつてこんな夢があった。

①ふらっと海外で暮らす
②人間から社会性をなくすとどうなるか実験

 (山奥での極端な自給自足生活をイメージしていた)

小学生の頃からぼんやり夢見ていて
いずれも20代後半に独り身で実践してみる、
というイメージだった。

しかしながら、諸事情により社会人になった時点で25歳。
現実的にちょっと難しいかな?と思いつつも
当時の恋人(現・夫)には
「私はいつかこういうことをするんだ!」
と宣言していた。(一緒にやろうね、とかじゃない)

彼からすれば、失踪予告に近いものがあったはずだが
「できるといいねえ」
と応援とも煽りともつかないことを言ってくれるので
ちょっと諦めずにいた。

夢を叶えないまま、結婚

そうこうするうちに、まあいい年になり結婚することに。

結婚後も双方仕事を継続していたが、
私の場合は夢見がちな人間が適性の低い仕事を誤魔化しながらやっていたため
メンタルを病みかけた。

うつろな目をして「すみません…」とか「仕事しないと…」
とか口走る私を励ます意図だったのか、
ある日夫がパンドラの箱を開けた。

夫「なんでもしていいって言われたら、
  いま、なにがしたい?」

『~しないと』『~すべき』『~できていない』症候群に罹患していた私には
劇薬のような質問だが、効果はてきめんだった。

私「海外、行きたい。かも」

考えるより先に言葉がこぼれ、
えっまだ諦めていなかったのか自分、と自身が一番驚いたが、
もし明日死んだら最も後悔するのはこれだとも実感した。

しかしながら、仮にも既婚者。身勝手な気がしてどこか後ろめたい。
私「やっぱり結婚してるし、駄目だよねえ…」
夫「結婚してから海外行くの、効率いいと思うんだよね」

???

夫の超?理論

ここから夫の超理論が展開。
単身者が海外に行くとなると、日本に残す住居の維持or退去費用や、
税金および社会保険等のコストは馬鹿にならないこと。(なにか抜け道もあるかもだが…)
「被扶養者」として渡航すればそうした負担を最小化できるなと考えていたそう。

私「えっ。行ってもいいの?!」
夫「うん~。まあ、まずは会社辞めないとねえ」
私「やめます。すぐに計画立てましょう」

こんな感じで、私の夢という名の妄執は
実現へ向かって動き出すことになった。

 

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