就職してみないとお金が実際にいくら貰えるのか分かりにくいですよね。
就活中の方・新卒入社された方に向けて、2016年に新卒で入社したころの「額面」・「手取り」金額をまとめてみました。
ご自分の生活をイメージする参考としてみてください。

筆者のスペック

  • 大学の学部卒業
  • 社員寮暮らし(寮費は月2万円)
  • 独身(扶養控除なし)

「額面」と「手取り」の違い

額面

額面は総支給額となり、「基本給」と「各種手当」の合計です。
手当は残業手当・通勤手当・住宅手当・扶養手当などがあります。

手取り

額面から社会保険料・税金・労働組合費などの「控除額」を差し引いたものが手取り金額となります。

社会保険料は健康保険料・厚生年金・雇用保険料などがあります。
健康保険料は病気をした際などの健康保険にあてられます。
雇用保険料は失業した際の失業給付金などの財源となっています。

税金は所得税・住民税があります。
住民税は前年度の給与に対してかかりますので、2年目から費用負担が発生します。

労働組合費は会社に労働組合が存在する場合、活動費として徴収されます。
日本では社員全員が加入しなければならない組合が多いため、労働組合費が徴収される方が多いかもしれません。

月収の手取り金額

4月の手取り金額

15日までで給与計算される場合、一月目は月の半分しか働いていないことになります。
半額か満額支給かは会社によりますが、満額支給されました。

給与
210,000円(基本給)

控除
所得税:5,000円
雇用保険料:1,000円

手取り金額:20万円

5月以降の手取り金額

5月から健康保険料・年金が徴収されるようになります。
また、寮・社宅住まいの場合は、住居費が天引きされます。

給与
210,000円(基本給)+残業代

控除額
年金:20,000円
寮・社宅費:20,000円
健康保険料:8,000円
所得税:5,000円(残業代で変わります)
労働組合費:5,000円(会社の労働組合で変わります)
雇用保険料:1,000円

手取り金額:約15万円

賞与(ボーナス)

夏・冬の2回に分けて賞与が貰えました。(時期・金額は会社によって異なります。)

夏の賞与(6月)

賞与は半年前に在籍していた社員に払われるため、新入社員には寸志として賞与が払われました。

賞与
120,000円

控除額
年金:10,000円
健康保険料:5,000円
所得税:5,000円
雇用保険料:500円

手取り金額:約10万円

冬の賞与(12月)

冬の賞与は満額支給されます。

賞与
500,000円

控除額
年金:50,000円
健康保険料:20,000円
所得税:20,000円
雇用保険料:2,000円

手取り金額:約40万円

新卒1年目の年間手取り金額

1年間働いた場合の私の手取り金額はこのような感じでした。

給与:約390万円
基本給:252万円
残業代:75万円
賞与:62万円

控除額:約90万円
年金:30万円
寮・社宅費:24万円
健康保険料:12万円
所得税:9万円
労働組合費:6万円
雇用保険料:2万円

手取り金額合計:約300万円

まとめ

いかがでしたでしょうか。
おおよそのイメージがつきましたら幸いです。
手取り金額から生活費を支出することになるため、手取り金額をイメージしておくことが重要になります。

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